EL FAROからごあいさつ

このメッセージをお読みになっている方の多くはハンドメイド作家さんと思いますが、

自分の作品を他の人に見てもらう、まして購入していただくことを前提として制作するとなると、不安な思いにかられることもあるでしょう。


私も拙いハンドメイド作家のひとりとしてそういう気持ちになりますが、そういったことがモチベーションに繋がっていたりもします。

 

私が子供の頃、手芸と呼ばれるものはありましたが、ハンドメイドという言葉はありませんでした。


その頃の手芸は針仕事を中心とした家事の延長上のものであり、そこには芸術性は求められていませんでした。

 

やがて高度経済成長時代を迎え、世の中が豊かになり日用品が安価で購入できるようになってから、

手芸の立ち位置が「生活」から「芸術」に少しずつ変化していったように思います。


現在では手芸を包括したハンドメイドというジャンルが生まれ、そこにはかつての面影は薄れ、作り手の感性が反映された、
芸術性を感じさせるものになりました。この流れは今後更に進んでいくことでしょう。

 

ハンドメイド作品の魅力はそれが唯一無二であり、デザインから完成に至るまでオリジナルであることだと思います。
受け取る側に作り手の感性が共鳴したとき、良い音楽に出会ったときのような高揚感ややすらぎを感じ、それはもしかしたら宝物にさえなるかもしれません。


そこがハンドメイドの醍醐味のひとつと私は感じています。
皆さんはどうでしょうか?

 

お店のネーミングについてお話したいと思います。
EL FAROとはスペイン語で「灯台」という意味です。

お店に面している通りは、かつて商店街でしたが、時代の流れとともに灯りが消えてしまいました。
そこに再び灯りを灯し、地域住民の方々はもとより、ハンドメイド作家さんたちの希望の光になれるようにと願ってネーミングしました。

 

 

お気軽にご利用にいただければ幸いです。